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がね@心理系職員

臨床心理士
売買専門。普段は心療内科と区役所で働いています。たまに雑学的に臨床心理学関連のことを書きます。
チャットキャストでチャンネル運営中

https://chatca.st/channel/ganetanka
がね@心理系職員

【2.連携について】

心理士が独立して業務を行うことは少なく、多くの場合は他の職種と連携を図りながら業務に取り組んでいます。教育であれば教員、医療であれば医師や看護師、福祉であれば社会福祉士や児童福祉司などです。

公認心理師でもその点に関しては変わらず連携を行うように定められています。

しかし心理士の中で公認心理師法では問題になっている部分があります。「主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない」という条項です。心理士は実際のところ多くの派閥や立場があり、この主治医の指示に関しては立法前から議論されていた部分であり、今なお一部では受け入れられないものであるようです。医療機関の中で勤務している公認心理師は兎も角、外部のカウンセリングルームや相談所勤務の公認心理師にもこの条項は当てはまるため、実際の運用には抵抗があることも考えられます。
この問題は医療の枠組みに入れられる中で心理職のアイデンティティをどう保っていくか、という課題にもつながっています。


まあ、ここら辺は心理士の政治的な部分であってそういう論争があるにしても今のところ僕は興味が湧かない話であったりします。


では次回は法的義務と職業倫理について書きます

がね@心理系職員

皆様ご無沙汰しております。

最近ではうたの日というサイトに短歌を投稿していたり『週刊キャプロア出版』で短歌のコーナーをもたせて貰ったりと短歌中心のような活動をしていて忘れられそうなのですが、僕の基本は心理士です。

そして以前に投稿したように公認心理師試験が今年の9月に迫っており日々の間で少しずつその勉強をしています。

その勉強の内容を復習も兼ねてこれから投稿していこうと思います。

【1.公認心理師とは?】

2015年9月9日に「公認心理師法」が成立し、2017年の9月16日から施行されています。
そこには公認心理師の目的は「国民の心の健康の保持増進に寄与すること」と定められています。
じゃあどんな業務をするの?って話になりますが以下の4つが基本的な業務になっています。


1.要心理支援者(心理の支援を必要とする人)の状態を観察し、分析すること
2.要心理支援者の相談を行い、助言、指導などの援助を行うこと
3.要心理支援者の関係者に対し、相談、助言、指導などの援助を行うこと
4.心の健康に関する知識の普及や情報の提供を行うこと


要するに心理的な援助と、その知識を広げましょうねー、ってことですね。
これまでの臨床心理士と比べて新しく業務として位置づけられたのは4の知識の普及の部分です。
国家資格となったことでより広く国民に対しての役割が期待される、ということだと思います。


しかし本当に心の健康ってなんだろう?



次回は連携について書きます。

がね@心理系職員

【公認心理師試験に申込しました】

現在僕は臨床心理士という資格をもっていますが、これは公益財団法人が認定・運営を行っている資格です。
現在のところこの臨床心理士が心理職の資格としては多くの職場で募集要件になっています。他にも臨床発達心理士、学校心理士、産業カウンセラー、公認心理士等々いくつかの資格があります。

そして今年から心理の国家資格である「公認心理師」が始まりました。
国家資格化に関しては20年くらい紆余曲折してたらしく、国家資格化が決まった今でさえもまだまだ紆余曲折しそうですが、国家資格は国家資格なので申込をしてきました。

第一回目の試験ということで、一応のテキストや出題範囲を示したブループリントはあるものの、どんな問題が出るのかは未知です。
受かったところで何が変わるのかも未知です。

でも申込した(28,700円也)からにはしっかり勉強していきます。

がね@心理系職員

先日でちでちさん(https://valu.is/takehiro-otu)と『がね@心理系職員の短歌を語りたい第6回』を行いました。

でちでちさんの読みは鋭く、短歌は読む人の数だけ可能性が広がっていくと再確認させられました。

特に、

『ねえせんせい、わたし生まれかわったら樹木になるから(見上げて欲しい)』 陣崎草子

この一首についてはTwitterでの西先生の解釈(https://twitter.com/tonishi0610/status/998918353430302720?s=19)も含めてかなり深めることができたのではないかと思います。


また少しですがVR時代の短歌の可能性についてもお話できました。こちらも可能性ですが、実現は遠からずするでしょうし、かなりワクワクしております。

そんな第6回ですが、是非こちらからご覧ください!
https://chatca.st/channel/ganetanka/episode/5011

がね@心理系職員

【歌集感想】

皆さんこんばんは。GWは初谷むいさんの歌集
「花は泡、そこにいたって会いたいよ」
を読んでいました。
自分より年下の方の歌集を買うのは初めてでしたがかなり面白かったです。ポップな印象も強く、どれも素晴らしかったですが、特に気に入った短歌の感想をつらつらと書いていきます。


『生きていてのんふぃくしょんじゃんのんふぃくしょんあたしたちのんふぃくしょんなんだ』

意味だけなら「自分たちの人生は現実なんだ」ということを繰り返し訴えているだけですが、しっかりと短歌のリズムにのっていることで歌になっています。
あとはやっぱり「のんふぃくしょん」がひらがななのが良いですね。これがカタカナで
『生きていてノンフィクションじゃんノンフィクションあたしたちノンフィクションなんだ』
だと、かなり面白さが減ってしまうんじゃないかと。
しかしこう見るとひらがなの「の」ってちょっとかわいく見えてきますね。



『存在が薄まるきみが遠くなるパーカーの(柄)(色)(かたち)さよなら』

視覚と直感がきれいにクロスしている一首ですね。
遠くなっていく「きみ」の姿が段々と、柄から色へ、色からかたちへと、曖昧になっていき、そのすがたが消えたところで最後の「さよなら」へとつながっていきます。



『あっ両手はなたれてゆくまっすぐにまぶしい手放し運転』

多分これ自転車なんですけど、自転車の手放し運転って若気の至りですよね。そこに強い青春を感じます。だからその姿ってまぶしいのだと思います。
言葉としても「あ」「は」「ま」「ま」と語頭がすべてア母音で統一されていることで明るさや若さがより強調されています。
この一首からは穂村さんの次の二つの短歌も思い出されますね。

『あ かぶと虫まっぷたつ と思ったら飛びたっただけ 夏の真ん中』
『「自転車のサドルを高く上げるのが夏をむかえる準備のすべて」』

この二首とどこかイメージがオーバーラップしています。



『スカートが海風孕む生まれるよいつかぜったい誰かを産むよ』

光景としては海から吹いてきた風がスカートを膨らませるように過ぎていった、ところだと思います。その光景を「孕む」と表現したことに詩的ですね。
また、「生まれる」→「産む」への変化は女性の体に生まれてきたことへの絶対的な自信を感じます。特に凄みを感じる一首でした。


他にも
『染められて形を知った全身をラブレターとして今ここにいる』
『抱きしめたいこの身がきみの身を覚えそれ以外ではだめだっていう』

など、良い短歌の詰まった一冊でした。


最後に、あとがきから共感した一文を引用して終わります。

「短歌のことを好きになったのは、放っておけばあっという間に消えてしまうような瞬間のゆらぎが、ひとつの調べの中に湧き上がって、それがとてもうれしかったからです」

がね@心理系職員

『がね@心理系職員の短歌を語りたい』の第五回を更新しました。
https://chatca.st/channel/ganetanka/episode/4939

リコサさん(https://valu.is/norikoyana)をゲストに「子ども」が出てくる短歌について対談させていただきました。

子どもが出てくる短歌は、やはり女性歌人に多く成長する子への喜びや驚きを歌ったものが多いような気がします。



チャットキャストでは時間が足りず、紹介できなかった一首を掲載しておきます。


『いいよ、ってこぼれたことば走り出すこどもに何をゆるしたのだろ』 東直子

通常短歌では情景がはっきりしているものが良いとされていますが、この短歌は走り出したこどもに「いいよ」って言った、ということだけしか描写されていません。(「こぼれた」なので、もしかしたら子どもにすら聞こえていないかもしれません)

でも走り出した子どもにはつい「いいよ」ってすべてを許してしまうような前向きなエネルギーがあるような気がします。
この子は多分振り返らず走っていったのだと思います。

がね@心理系職員

小鳥遊みちるさんの投稿(https://valu.is/users/feed/2606091)にラテン語の格言が書かれていたので、解説をいれてみます。

「Verba volant, scripta manent.」
「言葉は飛び去るが、書かれた文字はとどまる。」

verbaはverbum(言葉)の、scriptaはscriptum(文字:書かれたもの)の、複数形です。
それに合わせて動詞もそれぞれvolo(飛び去る)、maneo(とどまる)から変化をしています。
直訳だと「言葉は飛び去る、文字はとどまる。」ですが、文脈から逆接を入れている感じですね。


「Ede, bibe, lude, post mortem nulla volptas.」
「食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし。」


まず、edo(食べる)、bibo(飲む)、ludo(遊ぶ)の二人称単数の命令形が続いてます。

次にpost(~後に)はmortem(死)にかかり、「死語」となり、nullaは「ない」を意味する形容詞でvolptas(快楽)にかかり「快楽はなし」となっています。

この時、nullaは述語的に「なし」と訳されていますが、おそらくここは「est」(ラテン語のbe動詞のようなもの)が省略されているものと思われます。

しかしEde, bibe, lude,の響きは律動的で良いですね。
ラテン語は韻が踏みやすくて、かなりリズミカルな言語だったんだろうなぁ。

がね@心理系職員

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いや~、どんどん面白いサービスが出てきますね。

がね@心理系職員

先日行った『がね@心理系職員の短歌を語りたい』の第四回の前後編を投稿しました~。

今回はターボさん(https://valu.is/turbo1019)とくぼたさん(https://valu.is/kaorik)をゲストに、
「穂村弘という歌人」をテーマにしてエッセイの内容や本の装丁まで幅広く対談させて頂きました。
勿論短歌も取り上げてますのでお楽しみ下さい!

https://chatca.st/channel/ganetanka/episode/4821

がね@心理系職員

今日行った『がね@心理系職員の短歌を語りたい』の第三回を投稿しました~。

今回はYu Hasegawaさん(https://valu.is/uco0213)にゲストに来ていただきました!

本日のエイプリルフールにちなんで「嘘」をテーマに4つの短歌を取り上げました。

どんな短歌を取り上げたかは、是非下記のチャンネルからご覧ください!!

https://chatca.st/channel/ganetanka/episode/4821

がね@心理系職員

【資格認定証が届きました/新しい職場の説明を受けてきました】

先日やっと臨床心理士資格認定証が自宅に届きました。

あくまで認定証は認定証として、それ自体に価値がある訳ではないのですが、実物を見ると気の引き締まるような思いがします。


臨床心理士は、ポイント制の資格のため、資格所得後も研修や学会に参加してポイントを貯めないと失効してしまいます。
常に新しい手法や学説を学ぶことで心理士としての専門性を保たなければならないから、という理由があります。

でも、これは心理士以外の仕事でも当たり前のことであって、今の定説が10年後には常識はずれになっているかもしれない。反対に今常識はずれと見なされているものも見直されているかもしれない。
常に自分に何かしらの変化を与えなければいけないことを感じています。



そして来年度から新しい職場に移ります。ので、今日は色々と説明を受けてきました。
心理士として働くことには変わりないですが、今までとは違う業務も行うことになります。

所属機関が違えば手段や目的も変わっていきます。医療機関であれば治療が目的になりますし、教育機関であれば問題解決や成長が目的になります。

また今までと勝手が違う部分もありますが、自分にできることは単純に努力することだけなのでこれからも努力はしていきたいと思います。