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くぼたかおり

小さな平屋に住みたい、信州の編集者

現在値 0.007000BTC
時価総額 7.000000BTC
発行VA数 1000VA
現在、VALUerのみに活動中。売買はしておりませんのでご了承ください。

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Profile
編集者・くぼたかおりです。

元呉服問屋のお住まいだった4つの建物を11の事業主でリノベーションした『権堂パブリックスペースOPEN』を運営する1人です。
https://www.facebook.com/opengondo/

幼少期にレイトショーで観た映画『E.T.』に感動して以来、映画館で観る映画好きを自認。短大卒業後はHMVで映画担当として働き、長野にUターン後は出版社、広告代理店の勤務を経て独立。雑誌や書籍など紙ものを中心に仕事をするほか、イベントの企画・運営も行っています。

くぼたかおり
VALUER 限定公開 VALUERになる
くぼたかおりさんが優待を追加しました。
【0VA優待】リュック旅2018〜旅先から『絵葉書』を投函します 20代の頃から国内、海外問わず、旅先から絵葉書を送り合う友だちがいるのですが、毎年増えていくその葉書をふり返るたびにバーチャルトリップしたような気分になります。

今年もそろそろ数日間ですが、リュックを背負って出かける予定なのですが、VALUで希望される方に0VA優待で旅先から絵葉書を送ろうと思いつきました!

どこに行ったのかは、絵葉書が届くまでのヒミツ。

絵葉書が欲しい! という好奇心旺盛な方(先着5名)がいましたら、くぼたのTwitter( @kuboyamada3 )のDMまでどうぞ^^/

※先着5名まで
※募集期間は1週間とさせていただきます
※教えていただいた住所は、この絵葉書を送る時のみに使用します
※投函後、何かしらの事情で届かなかった場合はごめんなさい

保有者全員 2018/05/13~2018/05/20

くぼたかおりさんが優待を追加しました。
おとなりの席、どうぞ。 わたしの事務所がある「権堂パブリックスペースOPEN」は、長野駅と善光寺のほぼ中間地点にあり、駅から歩いて10分程度の場所にあります。OPENには明治・大正・昭和の時代に建てられた4つの建物がありますが、わたしの事務所は大正時代に建てられた土蔵をリノベーション。1階にはオーダー専門パティスリー、2階の隣室にはイラストレーターで共有しています。

「アトリエ」をイメージしたわたしの事務所には、長野県内のアーティストによる絵画などの作品を飾っています。色にあふれた環境のもと、一緒に作業をしませんか?


■詳細

この優待では、VALUの所有数に応じてわたしの仕事場のテーブルを開放します。長野に仕事や観光で訪れた際、少しだけ仕事をしたい! そんな時にうってつけです(多分)。
善光寺門前界隈には、個人で面白い働き方や活動をしている人がたくさんいます。希望があれば観光案内もしますので、お気軽にどうぞ。

1〜5VA所有→2時間まで利用可能(お茶・おすすめのお菓子付き)
6〜9VA所有→4時間まで利用可能(お茶・門前でおすすめのそばランチ付き)
10VA以上:8時間まで利用可能(お茶・観光+おすすめのランチ付き)


■優待を利用する際のお願い

・長野に訪れる2週間前までにくぼたのTwitter までご連絡ください。
・普段は打ち合わせや取材などで長野県内外を動き回っています。希望する日に予定を合わせることができない場合もあります。ご理解いただきますよう、お願いいたします。
・交通費・宿泊費等は優待利用者様がご負担いただきますよう、お願いいたします。
・パソコンは貸し出していません。

保有者全員 2018/01/27~2018/11/30

くぼたかおり

【 VALUでつながった人たちで始めた、KUMINOのPolcaイベント 】

新しくウォッチしてくれた方が増えたので、今日はVALUでつながりを得た人たちと始めたPolcaイベントについてさくっと紹介します。

日本の建築技術の組み木をヒントにした1ピースだけの組み木のつみき「KUMINO」の作り手・井上さん( https://valu.is/kumino )は、今月ドイツのニュルンベルクで開催されるシュピールヴァーレンメッセ(国際玩具見本市)にKUMINOを出展します。

VALU内でいち早くその魅力に気がついた香港のバイヤー、そんぷ〜@香港さん( https://valu.is/songpu )の声かけのもと、彫刻家の大黒貴之さん( https://valu.is/takayukidaikoku )とわたしが加わって、KUMINOのイベントをすることになりました。

初めて4人で打ち合わせをしたのは11月下旬のこと。そのときにそんぷ~さんが話した、「世界で愛される名品は、何が伝えられているのか」という内容が核となって、「KUMINOの物語を伝える」ことをテーマにイベントを企画。Polcaで賛同してくれる人を募りました。
 ↓
■『Polca企画Vpl.2 VALU発~KUMINOを世界へ発信 奥永源寺で生まれるKUMINO、五感で体感する一年間のものづくりストーリー』
https://peraichi.com/landing_pages/view/kumino2

すでにPolcaは終了し、現在は支援してくれた方たちとともにKUMINOの工房がある滋賀県東近江市の箕川集落で合宿形式のイベントを行っています。12月のイベント「新月伐採の体験」は終了し、現在は2月に開催する「最も雪が深い、奥永源寺の森を訪れる」に向けて準備を進めています。

わたしは今回、KUMINOのこと、イベントのこと、工房がある集落のことをまとめた電子書籍を作る担当としてお手伝いしています。普段は紙媒体の編集をしているので、電子書籍はどう魅せることができるのか模索中ですが、楽しんで作ろうと思います^^

イベントの進捗などはTwitter( https://twitter.com/Kumino_Polca2 )でしています。
良かったら、フォローしてくださいね^^/

くぼたかおりさんが優待を追加しました。
レターポットで往復書簡しましょう レターポットに登録してみたものの、どうやって使おうか放置したままでした。

お礼に使うのも良いけれど、もう少し楽しんでみたい。
そこで、往復書簡しませんか?

最初のレターはわたしが用意して、400〜500文字程度の手紙を「お題」とともに送ります。
受け取った人は、そのお題で同数程度の手紙を「新しいお題」とともに返してください。
目安としては月1回ずつ手紙を送り合う。そんなイメージです。

日常のこと、仕事のこと、趣味のことなど、「お題」とともにいろんな手紙ができるかな?

https://letterpot.otogimachi.jp/users/850

※半年くらいのやり取りを想定していますが、期間はVALUERさんに合わせます
※不明点がありましたら、くぼたのTwitterのDMへお問い合わせください。ID:kuboyamada3

保有者全員 2018/01/16~2018/07/16

くぼたかおりさんが優待を追加しました。
オンラインアルバムで届ける『信州の12カ月』 信州に興味・関心はあるけれど、
なかなか訪れるきっかけがない―。

そんな方のために月1回、
自称VALU内信州観光大使・くぼたかおりが見た信州を
オンラインアルバムにしてお届けします。

善光寺門前での日常が多めになるかもしれませんが、
取材やプライベートで訪れる信州のさまざまな地域を
写真を通して楽しんでみませんか?

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補足事項>
・撮影は、2018年1月から始めます。1カ月ごとまとめたアルバムは翌月10日までに共有します。例:2018年1月分のアルバムは、2月10日までに共有
・アルバムは、GMOの30daysAlbumを使用する予定です
・写真は、主にiPhoneで撮影したものを使用する予定です
ーーーーー

保有者全員 2018/01/02~2019/01/10

くぼたかおり

【 KUMINOのPolca企画のおはなし—その②】

井上さんがつくる1ピースだけの組み木のつみき「KUMINO」。今回の企画は1年近くかけて参加型のイベントを行い、それ自体をKUMINOの1つの物語として世に伝えていこうという目的があります。

詳細はこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/kumino2

「参加型のイベント」は、わたしも毎年ディレクターの1人として企画しています。今日はそのはなしをしようと思います。

毎年5月3〜5日にかけて開催する「善光寺花回廊」は、全長10〜30m、幅4.5m程度の花びらを使った地上絵・花キャンバスを善光寺へとつづく中央通りに作り、街を彩るイベントです。わたしはその中のメイン作品となる花キャンバスのディレクターとして携わっています。

花キャンバスの材料となる花びらは球根栽培用に育てられたチューリップを二次利用して、花びらをもぎって作品に使います。イベント当日は市民ボランティア200人以上が参加してくれるのですが、わたしはその引率者であり、進行管理役も務めています。3日の朝3時くらいから準備が始まり、6時を過ぎるとボランティアさんが集まってきて花もぎを始めます。十数万本あるチューリップを3時間ほどかけてもぎ、そこから通りに移動してさらに数時間かけて制作するというハードスケジュール。それでも「自分も作品づくりに関われた」という喜びのほうが勝るようで、毎年楽しんで参加してくれる人ばかり。

イベントが始まる1週間くらい前から睡眠が2時間という生活になり、終わるころには数キロ体重が落ちるほどの激務になります。プレッシャーもたくさんあってしんどい時もあるけれど、それでもまたやろうと思うのは、参加してくれる人たちが喜んでくれるから。

自分のために…も大切だけれど、誰かのために自分ができることをする。そういった時間が何より楽しくて、幸せです。

KUMINOの企画でも、そうやって少しでもサポートできるといいなと思っています^^

写真:わたしが企画した付随イベントでは、花キャンバスの作品にアクリル板を固定させて、カラフルな花の魅力とにぎわいをライブスケッチをしてもらいました。

くぼたかおり

【 KUMINOのPolca企画のおはなし—その① 】

わたしはふだん編集という仕事をしていますが、漢字のとおりさまざまなヒト・モノ・コトを集めて編む役割を担っています。紙媒体以外にも行政とともに街を編集するという視点でイベントを企画したりすることも。

たくさんの人と、たくさんの情報が行き交う中で大切にしているのは、
「自分が直接感じたものが尊い」
という山本鼎(版画家・洋画家・教育者)の言葉です。

実は、わたしがVALUをしている人の中で初めて会ったのがKUMINOの井上さんでした。長野から工房まで5時間半くらいかかりましたが、出かけてよかった!と思える感動がありました。“直接”感じたその想いもあって、今回「Polca企画第二弾!『KUMINOを世界へ発信!(プロセス編)』」に企画側として参加することにしました。

軸となるKUMINOと作り手の井上さん、KUMINOのオブジェを演出する彫刻家の大黒さん、世界進出に向けてプロジェクトの進むべき方向を照らす、バイヤーのそんぷ〜さん。こんな才能あふれる人たちと本気で遊べるなんて、ワクワクを通り越して鼻息荒く興奮するしかありません。

イベント第1回の開催日である12月16日までは、それぞれの立ち位置から今回の企画についてお話していきます(昨日は大黒さんが投稿してくれました→ https://valu.is/takayukidaikoku )。
次回からは、わたしが企画してきたイベントや編集した作品の話を織り交ぜながら、この企画でしてみたいことをお伝えしていこうかな? と考え中です。

———
polcaをはじめて3日目、現在までに8万円の支援をいただきました。ありがとうございます。
今回は参加型のイベントです。さまざまな形で体験・体感、交流しながら、1つの物語を形にしてみませんか?
現在もひきつづき、支援者を募っています。どうぞよろしくお願いします!

「奥永源寺で生まれるKUMINO、五感で体感する一年間のものづくりストーリー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/kumino2
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くぼたかおりさんが優待を追加しました。
OPEN本、差し上げます わたしが立ち上げ・運営者の1人である複合施設『権堂パブリックスペースOPEN』。
メンバーの1人である大学の先生が、自身が研究する「軽芸術」と「OPENのあり方」について小冊子にしました。

“まちづくり”に興味がないわたしたちが街なかに作った拠点について、先生の人柄が見えるゆるっとした文章でまとめられています。

わたしは書き手ではありませんが、
見せ方や構成部分をお手伝いしています。

1人1冊、先着で10人までに郵送いたします。
興味がある方がいましたら、
くぼたのツイッターのDMにお声がけください^^

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『When one door shuts,another opens.』
著者・発行者:山貝征典
デザイン:本藤麻以
編集:くぼたかおり
地図:渋沢恵美
協力:有限責任事業組合OPEN
ページ数:64ページ
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保有者全員 2017/12/01~2018/01/15

くぼたかおり

20時台の投稿のつづきです^^

ーーー
【再掲・協働する場所-OPENができるまで】
 ⑤ 12月30日、ギリギリで契約!

2010年、初秋。
3人だけで考えていたライター長屋づくりから、突如「はじめまして」の挨拶からはじまった11人の異業種による場所づくりが、急ピッチで動き出しました。

なぜなら、“蔵がある物件”は「2010年12月末日までに建物の使い方に関する良案を出せた場合のみ貸し出す。でなければ取り壊す」ことが決まっていたからです。そこからわたしたちは毎週のように集まって話し合うようになりました。

例えば、11人が同等の立場で場所づくりに積極的に絡むにはどうしたら良いだろう?
当時集まった11の事業主は、会社の経営者、個人事業主、教員などがいました。飲食店、工房、事務所など使い方が違うゆえに、場所に対する要望も異なりました。もしかしたら、誰かがこの建物の管理者となるのが手っ取り早いかもしれない。けれど、わたしたちは可能な限りフラットな状態で声を上げられる仲間づくりを考えていました。結果、選んだのはLLP(有限責任事業組合)でした。

こうして約2カ月半ほどで土地建物の所有者へのプレゼンから、運営スタイル、組合規約、場所のふり分け、共有スペースのお金の出し合い方などを決めていき、2010年12月30日に所有者との契約を締結。
期限ギリギリに、わたしたちは“蔵がある物件”を借り受けることができました。

グランドオープンする時に、施設名称を『権堂パブリックスペースOPEN』と付けました。
これは、わたしが付けた名称です。
初めてこの物件を見学した時、引き戸を“開いた”ときに感じた感動や興奮。
開く、見通しのよい、広々とした……
訪れたときにそれぞれが感じる『OPEN』で記憶にとどめてもらえたら。そんな気持ちで考えました。

―【協働する場所-OPENができるまで】 編 おわり―

ーーー

写真:
みんなでリノベーションしていた時の様子。なるべくお金をかけないようにって作業していたけれど、建物が複数あったり、水道、電気まわり、飲食店仕様などにしていたら結局1000万近くかかりました。笑


くぼたかおり

17時台の投稿のつづきです^^

ーーー
【再掲・協働する場所-OPENができるまで】
 ④ ビビビっと運命の出合い

“蔵がある物件”を見るべく、長野駅と善光寺のほぼ中間地点にある長野市権堂へメインとなる権堂商店街にはアーケードが架けられ、昭和の名残が漂う個人商店が軒を連ねていました。

“蔵がある物件”は、その一角、旧北国街道沿いにあって、元呉服問屋の方が住んでいた家屋に、白と黒2つの土蔵、納屋、そしてL字型の広場を備えていました。見学はわたしたち3人以外に、その不動産屋さんを頼って物件探しに来た数人も一緒に出かけることに。

商店街からわずか歩いたところに、どーんと存在感を放つ土蔵とお屋敷。引き戸の玄関を開けると、少しホコリが溜まったような匂いが鼻をくすぐりました。目を凝らして中を伺うと、建物を支える柱の見事さ、残されていた家具や調度品のセンスに胸が高鳴り、まるで宝探しをしているよう。

この建物は、なんだかワクワクする!

そう感じたのは、わたしだけではありませんでした。たまたま同じ日に居合わせた人たち全員がこの場所に可能性を感じて意気投合。
そしてこの日から、わたしたち3人だけで考えていたライター長屋づくりから、11人の異業種で“蔵がある物件”を「ともに使う」方法を模索し始めたのです。

(つづく)

くぼたかおり

14時台の投稿のつづきです^^

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【再掲・協働する場所-OPENができるまで】
 ③ 古い建物の落とし穴

ディープな飲み屋が連なるエリアにターゲットを絞ったわたしたち。

空き家を専門にしている不動産屋さん(当時、同じシェアオフィスを一緒に使っていた)にさっそく修繕費の見積りをお願いすることに。1週間ほど経って出てきた見積書を見て、わたしたちは思わず黙り込みました。なぜなら、水まわりの配管費用だけで100万円を超えていたのです。

なんたって集まっていた3人のうち2人は、フリーランスかけ出しと無職(笑)。リノベーション費用は、それぞれ50万円ずつ、あわせて150万を考えていましたが、まさか水まわりだけで100万円超えするとは夢にも思わなかったのです。話を聞くと、古い建物ゆえ配管がほとんど錆びてしまっているとのこと。

さあ、どうしよう……。
悩んだ挙げ句、契約を見送るという結論にいたりました。

例えるなら架け始めたばかりの橋が一夜の洪水で流されてしまったような落胆の中、その不動産屋さんから“ある”相談を受けたのです。

「いま紹介できるもので立派な蔵がある物件があるのですが、大きすぎてどう使ったら良いのかアドバイスが欲しいんです。ただ、実際は途中まで取り壊されていて、今は直談判して期間限定で作業を止めてもらっているんです」

おやおや、なにやら面白そうな話じゃない!

こうしてわたしたちは、“蔵がある物件”を見るべく長野市権堂という昔ながらの商店街があるエリアに向かいました。

(つづく)

くぼたかおり

12時台の投稿のつづきです^^

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【再掲・協働する場所-OPENができるまで】
 ②思い描いた建物。たどり着いた場所は……

「ライター長屋つくりましょうよ!」

この言葉をきっかけに、コピーライターの男性、出版社を退職したばかりの女性、そしてフリーランスかけ出しのわたしの3人が集まり、2009年の後半から物件を探し始めました。

その時探していた物件はというと、
・2階建ての一軒家であること
・1階部分でかつて商売をしていたなど、土間的スペースがあること
・浴室、台所が使えること

思い描いていたライター長屋はというと、
【1F】
・土間的スペースでライター仕事に関連する文房具屋と貸本屋を営む
・フリースペースでは文筆業またはデザイン業に携わる人たちを招いてイベントやワークショップを開く。あと、スナックも
・3人が共同で使うワークスペースをつくる
【2F】
・徹夜の時用の仮眠室
・打ち合わせルーム

たしか、こんな感じです。
こうして妄想を膨らませた結果たどり着いたのは、かつて遊郭があり、現在はディープな飲み屋が連なることで知られるエリアでした。そこはお世辞にも「きれいね」とは言えない佇まいの、ぼろ……いえ、古い長屋づくりの個人店が軒を連ねていて、日中は閑散とした雰囲気。ところが夜になると、なじみの店に足繁く 通う人たちで、小さな店はどこもあっという間に満席に。なかには戦後まもないころから店を始めて、物資が乏しい時代に瓦を鉄板がわりにして焼肉を提供しはじめた歴史がある店など、扉を開けるのには勇気がいるけれど個性的な店ばかり。
昼と夜で雰囲気がガラリと変わるそのエリアにも面白さを感じて、その一軒家に狙いを定めました。

しかし、わたしたちは程なくしてその物件を諦めることになったのです。

(つづく)

くぼたかおり

ウォッチ数500人の記念に、上場前に書いていた5回連続のコラムを2時間に1回程度の感覚でお届けしていきます。

ーーー
【再掲・協働する場所-OPENができるまで】
 ① ライター長屋、つくろうよ!

フリーランスで仕事をしていると、どこで働こうか。そんな問題にぶつかります。

わたしの場合、ライターの仕事だけなら正直どこでもできます。カフェやファミレス、多少うるさくたって原稿は書けるもの。もちろん自宅だって十分作業できます。
でも企画・編集の段階から携わるとなるとそうもいきません。毎日たくさんの資料を持ち歩くのは大変だし、打ち合わせをする場所もほしい。

2009年に独立した当時、わたしが暮らす長野市では、善光寺界隈の古い民家を自分たちでリノベーションする動きが生まれ始めていました。そして、 建築家やデザイナーが中心となって古い工場をリノベーションした建物の1部屋を数人で間借りして、月8000円という破格の安さで仕事をし始めるように。

しかし、複数人で1つのスペースを使っていくうちに、良い点、悪い点が見え始めました。それでも多業種がいることで、普段出会えない人たちと交流ができて、自分では生まれない意見、アイデアをもらうことができました。

そういった中で出会ったのが、東京でも活躍するコピーライターの男性です。
「トキワ荘のライター版みたいな、ライター長屋つくりましょうよ!」
その一言で、新たな仕事場づくりを模索し始めたのです。

(つづく)

くぼたかおり

わたしが運営している『権堂パブリックスペースOPEN』は、5年を1期として活動していて今年2期目に入った。
運営には長野県の大学、飲食店オーナー、グラフィックデザイナー、webデザイナー、イラストレーター、パティシエ、編集者がいて、2期目からはアパレル会社がともに場所を使うことになった。
そのアパレル会社がこの3連休に、OPENの蔵と広場を使ってイベントをしている。なかなか気持ちのいい時間が流れている。

立ち上げた当時、わたしたちはLLP(有限責任事業組合)という組合を作った。誰もが事業に対して有限責任で出資額の範囲で責任を負うというスタイルだ。全部で4棟ある建物を部屋ごとに使用者を分けていたので、その部屋に対する責任を各事業者が取るという意味合いをもたせてそのスタイルにした。
それと同時に、代表は置かないというルールも設けた。しかし不思議なもので、当時11人というメンバーの中でさえ主導権を取ろうとする人がいたり、やり方に不平や反発をする人、自分の利益を優先して目立とうとする人、やたら自分の仲間を作りたがる人が出てきた。わずか11人なのに(笑)。正直にいえば運営してから3年くらいは、いざこざが多かった。何かが起こるたびにみんなで集まって解決をしてきた。でもある時、その距離の近さがかえってトラブルを起こしていることに気がついた。同じ敷地建物を使う者として、常に歩みをともにしなければいけないという勝手な思い込みがそうさせていた。

そこからわたしたちは、1つになろうとしないことを優先するようにした。それは諦めではない。わたしたちがこの面白い空間で叶えるべきは、自分が理想とする働き方を実現すること。そのためにはメンバーのやりたいことに対しては否定ではなく肯定しつづける。それが大切なんだと気がついた。

VALUをやっていると、かつて自分がOPENというとても小さなコミュニティーで経験したような現象が時折生じているのを垣間みる。人が集まるところに楽園はないのかしら……なんてかつて誰かがぼやいていたのを思い出したけれど、「すべてのルールに従って生きていたら、私はどこにも行けやしないわ」とマリリン・モンロー気取りで変わらず楽しんでいこうと思う。