大黒 貴之 ・ 彫刻家!
現代アート系の彫刻家です。

大黒で「だいこく」と読みます。

これまでに2度の渡独を行い、ベルリンを中心に約6年半活動を行ってきました。所属はベルリンのギャラリー、Semjon Contemporaryです。

1976年滋賀県生まれ。2001年晩秋、コネなし、語学なしでヨーロッパの現代アートの中心地であるベルリンで個展を開くことを目標に渡独。

2003年までにベルリンでグループ展、個展を行い、国際木彫シンポジウムにも参加。帰国後、関西を中心に活動。2011年、再び渡独を断行。2012年、ベルリンのギャラリー、セミヨン・コンテンポラリーに所属、グループ展や個展を多数開催。ブランデンブルク州ハーフェルランド郡やピーター・トンプソン財団と連携し、ブランデンブルク州ヴァーゲニッツ村の自然公園内やヴェーゼンベルグ市彫刻パークに大型彫刻を展示する。

約5年半の滞在を経て、2016年夏に帰国、滋賀県を制作拠点にする。「アンビバレント(両義性)」をテーマに、彫刻、ドローイング、ペインティング、インスタレーションを表現方法にしています。

現代アートにも触れてもらえる1つのきっかけになればと思います。VALUの資金は作家活動や制作の展開につなげていきたいです。

2017年12月17日に100VAから300VAに分割予定です。

日高研の助教(仮) 2VA
坪田佳大@海外で活動する人を応援するよ! 1VA
そんぷ~@香港 1VA
Youji Kitaura 1VA
Yu Hasegawa 1VA
しましまP (@shimakid) 1VA
K. TOM研究者@ヨメざんまい 1VA
アンバー遥 1VA
かとうともき@α波で新たな経済圏 1VA
Aika@地域クリエイティブ・プラットフォームを創る! 1VA
つよしやま☆マジシャン☆静岡の中心でVALUを叫ぶ 1VA
坂本親一 1VA
INOUE Shinya = KUMINO = 世界中で親しまれる日本発のつみきに! 1VA
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
2015年4月18日。現場に設置後のCosmosを撮影している風景です。

周囲にこれだけの巨木が並ぶと4m以上の高さがあるこの作品が小さく見ます。ヴァーゲニッツ景観公園の様子を伺い知ることができる一枚です。まだ木肌が多く見えますが、このあと緑が茂っていきました。夏にもなると公園の姿は深緑に染め上がります。Cosmosの後ろには、まだ野生蘭の群生は見えていません。
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんが限定公開でアクティビティを更新しました。
VALUER限定公開 VALUERになる
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
「KUMINO×大自然×DAIKOKU×偶発的創造」-2-

4.偶発的創造
KUMINOオブジェは、参加者の皆さんと一緒に構築していきます。そのオブジェのモチーフ(動機づけ)は、大黒が膨らませたイメージから出発しますが、それをどのようにして形成するのか?目下、僕がイメージしているのは、KUMINOが奥永源寺の自然環境とリンクしてできるであろう「何モノか」です。さらに参加者の皆さんが介入することで、意図しないカタチが生まれることにもつながります。その「偶発的創造」によって、僕のイメージをさらに拡張させたKUMINOオブジェが姿を現すことになるでしょう。

5.最後に
今回、オブジェを演出する一役として携わらせていただきますが、先に書いた4つのポイントのリンクが大切だと考えております。ワークショップにあたって、自身は「スパイス」のような役割を果たしたいと思っています。また、このオブジェは時間が来れば、再び個々のピースに分解され、目に見えるカタチは残りません。その姿は、参加者の皆さんの心の中に残るのです。

「最も記憶に残ることは、ゴールをした時ではなく、そこに至るまでのプロセスである」

今回のプロジェクトを通じて、記憶に残る「コト」や「トキ」を一緒につくっていくことができればと考えております。企画期間中の各イベントや本ワークショップへのご参加、心よりお待ちしております!

https://peraichi.com/landing_pages/view/kumino2

大黒貴之
Pocla企画 Vol.2 VALU発~KUMINOを世界へ発信(プロセス編)

KUMINOの木の伐採から制作、商品の販売まで体験型講座で年6回開催(予定)。ものづくりの現場、そして製品が生まれるきっかけとなった滋賀の風土を身近に感じていただくイベントです。前回同様でクラウドファンディング(polca)を通じて、Valu内でキャンペーンを行います。また今回のイベントは記録を残し、KUMINOの物語として電子書籍にして世界に伝えていきます。

大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
野外彫刻展メイキング

展示した4作品の1つ「renmen/連綿 アンサンブル」を設置している風景です。搬入では、写真に見えるおじさんたちが総出で手伝ってくれました。この作品も画像では小さくみえますが、高さが3mあります。こちらの鉄枠は4人で担ぎ上げて運びました。先ずは仮置きをし、細かな位置調整をしながら展示を行いました。奥には雫のような白い彫刻が吊り下げられたのが見えます。手伝ってくれたおじさんたちや巨大な機械、またこの公園にそびえ立つオークなどの樹々。ドイツの剛健さを改めて実感していました。

「このようなイメージを持つことは難しくないのか?」と設置中、おじさんに質問されたので「いや、イメージするのはそれほど難しくないけど、それをこのように実現することが難しいんだ」と答えたのを憶えています。
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
2015年の野外彫刻展では、作品を長期間、外に設置しなければなりませんでした。約6か月に渡っての展示になるので、どうしても作品の耐候性を考慮しなければなりません。また予算も限られています。

黒枠部分は鉄工所で加工をしてもらい、耐候性塗料を吹き付けてもらうことにしました。一方で、その中に吊り下げる雫のような白い彫刻を「さて、どうするものか」と。この中身は実は新聞紙がベースになっています。大量の新聞紙を友人知人やラーテノウ市の役所からもらってきました。

もちろん、このままではとても耐久力がないので、調べた結果、耐候性を持つアクリル系塗料を塗り重ねてはどうかと考えました。新聞紙でベースとなるフォルム(かたち)をつくり、アクリル系塗料を5層塗る。その上に日本から取り寄せた和紙を表面に貼り込んで、最後に油性塗料を塗り込みます。和紙も含めて全ての工程で9層になります。

この方法だと耐候性もありますし、何層にも塗り重ねたアクリル系塗料が硬化することによって強度も増します。そして、軽い。実際に試作品を数か月間雨ざらしにした結果、大丈夫だとわかったので、この方法で挑むことにしました。

結果、展覧会の期間中、厳しい野外の環境に十分耐えてくれました。しかし汚れや胞子のようなものが付着してしまいました。そこで展覧会終了後、そのメンテナンスとして住宅の外壁用塗料を上塗りしました。この塗料だと汚れや胞子などの付着は極力抑えられるということです。

写真は、白い彫刻部分を仕事場の外で乾かしている風景です。雫のような、にんにくのような、勾玉のような…これらの彫刻を1人で約600個つくりました。
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
「KUMINO×大自然×DAIKOKU×偶発的創造」-1-

この4条件のクロスによってワークショップでつくるKUMINOオブジェが具現化すると前回の記事で書きました。

それぞれについて説明をしますね。

1.KUMINO
今までにない積み木の概念がKUMINOには内包されており、それは日本の建築技術「組み木」がヒントになっています。KUMINOが持つ特有の性質を活かした積み木のフォルム(かたち)。それは「つむ」だけでなく「くむ」ことや「かむ」ことによってもつくりだされます。KUMINOが生み出す積み木の可能性を拡張したいと考えています。

2.大自然
KUMINOオブジェを創造する今回の場所は滋賀県東近江市、奥永源寺。そこは滋賀県と三重県のほぼ県境に位置し、美しい山の樹々や澄み渡る清流が周囲に広がっています。都会ではそうそう体感することのない奥永源寺の大自然。その「利」を活かし、その場所だからこそできる展示に挑戦します。

3.DAIKOKU
彫刻家である大黒は、ドイツに2度に渡って約6年半滞在し、ベルリンを中心に発表を行ってきました。中でも2015年、ヴァーゲニッツで開催された野外彫刻展は、原生林の雰囲気が漂う景観公園の自然と異質性のある現代アートが融合した大変印象深い個展になりました。この経験を下にDAIKOKUの世界観をリンクさせたワークショップを演出します。

(次回、参加者の皆さんと共にオブジェをつくることについて書きます)

・・・・・

本ワークショップは、2018年3月~4月頃の実施予定です。奥永源寺の大自然の中で、一緒にKUMINOオブジェを創造してみませんか?

詳しくはこちらのサイトに掲載しております。
https://peraichi.com/landing_pages/view/kumino2

今回の企画を通じて、記憶に残る「コト」や「トキ」を一緒につくっていくことができればと考えています。
Pocla企画 Vol.2 VALU発~KUMINOを世界へ発信(プロセス編)

KUMINOの木の伐採から制作、商品の販売まで体験型講座で年6回開催(予定)。ものづくりの現場、そして製品が生まれるきっかけとなった滋賀の風土を身近に感じていただくイベントです。前回同様でクラウドファンディング(polca)を通じて、Valu内でキャンペーンを行います。また今回のイベントは記録を残し、KUMINOの物語として電子書籍にして世界に伝えていきます。

大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
写真では小さく見える「Cosmos / コスモス」ですが、実際の大きさは、高さ4m、横幅4.8m、奥行き3.4mほどあります。黒枠部分の素材は、鉄に耐候性塗料が吹き付けられています。20mくらいの巨大な煙突も製造可能な鉄工所をラーテノウ市で見つけて、Cosmosの図面を担当者や溶接の職人さんたちに見せて、詳細を話し合いながら加工してもらいました。

展示場所まで運ぶにも、到底1人の力ではどうすることもできません。フリーザック市の協力を得て4トントラックで片道30kmの道のりを2往復して運送してもらいました。大型の彫刻作品は、特に運搬や設置の際に1人で行うには難しい場面が多々出てきますので、どうしても人の力を借りなければなりません。その際に生じる連帯感のような雰囲気がぼくは好きでもあります。ですので「彫刻家は体育会系だねぇ」としばしば言われることがありました。

掲載写真は、ヴァーゲニッツ村の景観公園でCosmosを設置する場面です。4分割されている鉄枠部分を連結しています。

機械を造らせると世界トップレベルのドイツ。この大型フォークリフトもそうですが、時に見かけるトラクターなどの農業用機械も、その頑丈さと大きさの迫力にいつも目を見張っていました。
大黒 貴之 ・ 彫刻家!さんがアクティビティを更新しました。
ヴァーゲニッツ村で開催された野外彫刻展には、4点の大型彫刻が展示されました。

ブランデンブルグ州ハーフェルランド郡から制作費や材料費等の助成金を受けて進められた約3年に渡る大きなプロジェクトでした。ぼくが在住していたラーテノウ市や制作をしていたフリーザック市、ベルリンのギャラリーの協力、また写真の作品に見る黒い鉄枠部分は鉄工所に外注するなど、多くのドイツの方々の力添えを経て実現した展覧会でした。

下の作品は、4点のうちの1つ「Cosmos / コスモス」です。内と外、有機と無機、東洋と西洋、アートと自然…その両義の間にある調和。

ドイツではまだ肌寒い季節の4月25日に撮影しました。周囲の樹々はまだ冬の名残があります。

・・・・・

彫刻

Cosmos -20150425-
2015
約400×480×340 cm
ミクストメディア
野外彫刻展「ランドアート・シュロスパーク・ヴァーゲニッツ」
ブランデンブルグ州ヴァーゲニッツ・ドイツ
photo:Takayuki Daikoku