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広瀬隆雄
Market Hack編集長です。新しい働き方、生き方、ライフスタイルなどに興味があります。大学卒業以来、かれこれ35年近くもボーダーレスな生き方をしてきました。よろしくおねがいします。 See More
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広瀬隆雄

【VALU先行抽選制度導入で「売り方」はどう変わる?】
昨日、VALUが2月26日から先行抽選制度を導入するというニュースを紹介しました。
今日はこの新制度導入でVALUを出す人が気を付けるべき事について僕の意見を述べます。

まずVALUに登録する際の自己紹介文は、なるべく詳しい方が良いと思います。

次に審査通過日から7日間は申込期間になりますが、この期間中、「いまどんな感じ?」のタイムラインを頻繁に更新したほうが良いと思います。特に:

1. あらためて自己紹介する
2. 自分の写真などがあればUPする
3. 自分がいま興味を持っている事、抱負、気になっている事を語る

などをすべきです。

それから自分の発行VA数を決める際、1000VAから20000VAの間のどれかを選ぶと良いと思います。

その理由は、新制度では先行抽選時の売出しVA数があらかじめ運営によって決められているからです。

発行総数 売出しVA数 パーセント
100VA 10VA 10%
1000VA 25VA 2.5%
5000VA 50VA 1.0%
10000VA 100VA 1.0%
20000VA 200VA 1.0%
30000VA 300VA 1.0%
40000VA 400VA 1.0%
50000VA 500VA 1.0%

いま発行総数が100VAなら10%の売出しになります。これは初回に売出される割合が高すぎるので、VALUの発行者(アナタ)にとって不利です。

発行総数が1000VAの場合、初回売出しは2.5%です。これなら適切です。

発行総数を5000VAから20000VAに設定する人は、長期に、腰を据えて、VALUに取り組んでゆく場合に適していると思います。しかし注意すべき点は初回売出しVA数が200VAを超えると、ひとりの買い手が10VAまでしか申し込めないので、供給過剰から消化不良を起こすリスクがある点です。つまり「売れ残り」です。

以上の理由から、発行総数を選択する場合、少なすぎる(100VA)あるいは多すぎる(30000VA以上)発行総数を選ばないで下さい。

広瀬隆雄

【VALUが先行抽選制度を導入→IPO予約注文に似た受付期間を設けることでワクワク感を増し、上場直後の取引を刺激へ】

2月26日(月)から、新規発行申請される全てのVALUを対象として、先行抽選制度が導入されます。

この制度のねらいは、株式のIPO予約注文に似た先行注文受付期間を設けることでワクワク感を増し、上場直後の取引を刺激する点にあると思います。この新制度により1)投資家の側も、2)自分のVALUを公開する側もメリットをこうむると予想されます。

新ルールを簡単に説明します:

1. VALUを出したい人がVALU発行申請する
2. VALU社が発行申請を審査し、OKを出す
3. 審査通過と同時に、ちょうどIPOロードショー期間に相当する「先行抽選受付」が開始される
4. 審査通過日から7日後に投資家からの申し込みが締め切られ、抽選が行われる
5. 当選者には、ちょうどIPOの抽選と同じようにVALUが配られる
6. この当選者確定→当選通知の24時間後から、いよいよトレードが開始される

というわけです。

なぜ、新ルールは自分のVALUの公開者、ならびに一般投資家の両方にメリットがあるのでしょうか?

その理由は、discovery(発見)にあります。

マーケティングの世界では、「まず消費者の認知を喚起し、次にそれを欲する動機づけをし、最後に購入に至らせる」テクニックが問題にされます。いいかえれば「誰もその存在を知らなければ、そもそも欲しい!という欲求すらも起こらない」ということです。

この「その存在を知る」ということがdiscoveryであり、株式の場合、引受証券会社の担当者が最も心を砕く点でもあります。

しかし……

これまでVALUでは新規上場を周知徹底させる機能が弱かったです。

普通、新規上場されるVALUはリーズナブルな初値設定である場合が殆どであり、早く買い注文を入れるほうが有利です。しかし五月雨(さみだれ)的に新規上場があるので、せっかくのチャンスを逃す場合もありました。

さらに最初の売出し株数を上場者の判断に任せていたため、折角上場されても上場者本人がVALUを売り出すことをうっかり忘れ、いつまで経っても商いが成立せず、買い手が霧散してしまうことも多かったです。

今回、7日間の「先行申込期間」が設けられることで面白そうなVALUにはBuzz、すなわち話題が生じる可能性があります。また、じっくり新規上場銘柄を検討し、予約注文を入れるかどうか決める時間的余裕を投資家側に与えます。


広瀬隆雄

【VALUの流動性について】
VALU上場後、出来高が少ないことについて心配している人もいると思います。
そこで参考になる記事ですけど、株の世界では、どんなことが議論されているか? を示します。下の記事中、中段から少し後半にかけてカリスマ・ファンドマネージャーの藤野さんが、次のように語っています:

https://industry-co-creation.com/management/26995

僕は流動性がない株が大好き……ですね(笑)。
小型株がなぜいいのかというと、流動性がないからですよね。
流動性がないから、いい会社の株を安く買えるんです。
ですから、流動性がない会社を安く買うのだけれども、その時に成功するための重要な資源は何かというと、時間なんですね。
時間というものをある程度持てる投資家であれば、流動性がなく、かつ良い株式というのを、極めて安く買えます。

「上場したけど株価は低迷し、株式流動性も少ない」ポストIPO企業が陥る”死の谷”【K17-3B #7】

「上場企業の資本市場との向き合い方を徹底議論」【K17-3B】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!8回シリーズ(その7)は、企業が上場した後に抱える株式の低流動性の問題を論点に、ポストIP...

INDUSTRY CO-CREATION
広瀬隆雄

【2017年のVALUを振り返る④】
僕は当初から「VALUは株じゃない。投資ですらない」と主張してきたので、「割高、割安」を論じることは控えてきました。

でもこれだけVALUの価格が下がると、みんな自信喪失に陥っていると思うので、ひとことだけ言っておくと、みんなの価値は、こんなもんじゃありません!

およそヒト、モノ、カネなどの経営資源の中で、もっとも値打ちのあるものは人的資源です。また人的資源に値段をつけることが、もっとも難しいです。

日本人は「終身雇用+給与の横並び」という雇用慣習が長かったせいで、人的資源に値段をつけることがとっても不得手です。

でも僕が考えるに、いまVALUでついているみなさんの価格は、べらぼうに安すぎ!です(笑)

(自分の価値は、こんなものじゃない!)

それをまず自覚し、タイムラインの更新を怠らず努力すれば、いずれ価格は戻してきます。

広瀬隆雄

【2017年のVALUを振り返る③】
さて、「VALUが2018年にやるべきこと」ですが、それは次のことに尽きると思います:

「VALUをやっていて、こんなに楽しかった。嬉しい事があった。励みになった……そういうフツーのユーザーの反響を、VALU内だけでなく、広く外部に向けて発信する仕組みを作ること」

これはたとえて言えばアマゾン・レビューみたいなものです。満足しているユーザーが多いことが外部の人にもわかれば(やってみようかな)という人も増えると思います。

このためには、たとえばVALUのタイムラインに「フェイスブックでシェアする」とか「ツイッターでシェアする」ボタンを設けるのも一案だとおもいます。


広瀬隆雄

【2017年のVALUを振り返る②】
言い直します。有名人だけに有利な仕組みなら、VALUの存在意義は大いに薄まるということ。
だから僕は当初からインフルエンサーにおもねるようなBUZZの作り方とかには大反対でしたし、「腕力相場」みたいな展開にも萎えたし、そういう有名人のVALUには、一切、手を出しませんでした。だからそれらのインフルエンサーのVALUが大暴落した局面でも無傷でした。

僕が好きな言葉は「草の根」です。
なぜならIPOの仕事を長くやった経験から「草の根の支持」をはぐくむことの重要さを痛感しているからです。それはVALUでもいっしょだと思います。

広瀬隆雄

【2017年のVALUを振り返る①】
年末なので今年のVALUを振り返る記事を書きます(笑)
まず僕は今年のVALU全体の動き方に、かなり満足しています。
もちろん、いまはVALU全体が閑散としているし、価格もずいぶん下がりました。
でもそれらは長い目で見れば、ちっとも悪い事ではないんですね。
僕が懸念していたことはVALUが鉄火場のような投機の舞台になり、怪しい連中ばかりが跋扈する、おっかない処に成り下がるんじゃないか?ということでした。幸いにも、これは起きませんでした。
いまVALUで着実に値を切り上げているのは、有名人やインフルエンサーではなく、まめにタイムラインを更新している、フツーのひとたちです。

これが最も重要な「収穫」だと思います。

広瀬隆雄

【ビットコインの話⑤】
誰かが計画したわけでもないのに、自然に頭打ちになるときがくる……これは新製品や新サービスのライフサイクル研究の根幹を成す概念です。限界があることは残念であると同時に素晴らしいことです。なぜなら、それは希少性を生むから。ビットコインのイシュー・スケジュールには、このような希少性が始めからビルトインされているため、おのずと希少価値を生みやすいです。これはドルや円とはぜんぜん違うスタンスです。

広瀬隆雄

【ビットコインの話④】
もうひとつ、経済学での成長カーブの例を出しましょう。下は鉄道ブームの頃の米国の鉄道の路線の総延長のチャートです。
出典:「CYCLES」Edward R. Dewey and Edwin F. Dakin

広瀬隆雄

【ビットコインの話③】
実は、同じようなカーブは自然科学だけでなく経済学でも存在します。下は米国の粗鋼生産。
出典:「CYCLES」Edward R. Dewey and Edwin F. Dakin

広瀬隆雄

【ビットコインの話②】
なぜか? それは自然科学では、個体の成長速度には同じような自律作用が働くからです。それが壊れるとガリバーみたいな巨人が出来てしまいます(笑) 下は白ネズミの体重。
出典:「CYCLES」Edward R. Dewey and Edwin F. Darkin

広瀬隆雄

【ビットコインの話①】
ビットコインの話を少し。ビットコインは、将来の供給が2100万コインまで限定されています。新しいコインが市場に供給されるペースは、下のチャートのように漸減するように設計されています。このような発行予定のことを、イシュー・スケジュールと言います。
ところで、このチャートを見た時、僕のこころの中では、とても納得感があったのです……

広瀬隆雄

【VALUは、割安か?】
最後にVALUは、割安か?という問題についてひとこと。

一般論で言えば、いまはメチャクチャに割安なVALUが、ゴロゴロしています。
だからそれに気がついたひとたちが、将来、それらのVALUを買い漁ることは大いに期待できると思います。

およそ世の中にあるもので、人間ほど価値のある存在はありません。われわれの「生涯賃金は2億円だ」とよく言われますけど、経営者の目線からすれば、人材というのはそのくらいコストがかかるものなのです。

でも個人の価値の「値付け」は、たいへん難しいです。なぜなら、その人の持っている素晴らしさは、ちょっと1時間くらい面接しただけではわからないからです。

結果として、いま大半のVALUは「だだだだだーっ」と売り物が殺到した関係で、どれもこれも二束三文の値段で、バナナの叩き売りみたいな状況になっています。

でもこれは皆さんの真の価値をぜんぜん反映していないと僕は確信しています。

みなさんの真価は、「もっと上!」ですw

世の中には、そのことに気がつく人は必ず居ます。いつの日か、「入れ食い状態」みたいな激しい売買が起こるかも知れません。

もし僕の話が信じられないのなら、ビットコインを思い出してください。

僕はMt. Gox事件が起きた時(ああ、もうビットコインは駄目だ!)と思いました。ところが、どっこいビットコインは死んでなかったw

VALUの発行株式数は有限です。これはビットコインの発行数が有限なのと全く同じ。これはとても素晴らしいことであり、いずれ投資家はそれに気づきます。

広瀬隆雄

【VALUはカネになるのか?】
雑誌の記者の方から、単刀直入にそう訊かれました(笑)

それに対する僕の答えは「今日明日、あるいは三カ月先に儲かるか?と訊かれたら、それは儲からないと答える以外にはない」

というものです。

「しかし……株だろうが不動産だろうが絵画だろうが、およそ資産と呼ばれるものは何でもそうだけど、長いことぜんぜん動かなかったのに、気がついたらとんでもないべらぼうな高値が付いていた!ということが多い」

と言う風に説明しました。

つまり、あなたの都合で「いつまでに、幾ら利食いして、、、」とか、そういう身勝手な取らぬ狸の皮算用は出来ないということ。

しかし継続して花に水をやっていれば、いつか大きく花が咲くかもしれない。そしてそれをやって来なかった人間は、後で取り返しもつかない遅れを取るわけです。

あなたのVALUはあなたの資産です。これは今後何十年もかけて収穫すべきもの。だから今年、来年というような近視眼的発想に陥らず、いまはあなたのサポーターとの「実のある」強固なリレーションシップを作ることに専念すべきです。

広瀬隆雄

【タイムラインの役割】
VALUのタイムラインは、あなたという存在を知ってもらう重要なアピール経路であると同時に、支援者とのコミュニケーションの場でもあります。だからタイムラインはマメに更新したほうがいいです。

僕は投資の世界の人間なので投資の世界の概念で説明すると、VALUはdiscovery cost(発見コスト)が高いということです。もっとわかりやすい言い方をすれば、1600を超える銘柄(=VALUER)の中から、自分が支援したいと思う銘柄を探し出すのには骨が折れるということです。

頻繁にタイムラインが更新されていると、そのひとがどういう人であるかを知りやすいです。つまり株の世界でインベスターズ・リレーションズ(IR)部がやるような仕事を、VALUERはタイムラインの更新によって継続する必要があるのです。